ゼノブレイド ストーリー18「僕達が望むのは――神無き世界だ！」

前回の続きです(＾o＾)！

シュルクがザンザのもとへ向かっている頃、ザンザは、ビジョンを使って未来を見ていました。
しかしザンザの前にシュルクたちが現れたところで、ビジョンは消えてしまいます。
ザンザ「――なぜだ？なぜここから先が見えない？二つのモナドを手にした今、この世界の因果の流れは 我と共にあるはず。なぜビジョンがここで途切れる」
ディクソンとロウランが破れたことを悟り、メイナスの言葉を思い出すザンザ。
ザンザ「神の要らぬ世界だと？神在ってこその世界だ。ここは――我の世界なのだ！」

シュルクたちは、ザンザのすぐ近くまで来ていました。
ライン「うわあああっ 何だこれ！」
シュルク「いつの間に巨神の外に――。それに 陸も海もないなんて――」
ここからは光の筋の方向に進んで行きます。

先に進むと、思念体のムムカ、ゾード、テレシア、ガドがいます。土星、木星、火星、月と移動し、水の星を見つけるシュルクたち。するとシュルクに、アルヴィースの声が響いてきました。
アルヴィース「とうとう来たね――シュルク。楽しみにしているよ――君が選び取る道を。そして道を選んだ後に、また会おう――」

ついにザンザのもとへやってきたシュルクたち！
ザンザ「――ようこそ シュルク」
シュルク「その声、ザンザか！？」
姿が違うというフィオルン。その手にはモナドが二本握られています。
ザンザ「そう 本来であれば、我はシュルクから得たこの身体を依代として 次の千年を生きるつもりだった。だが、思いがけぬ力が手に入ったのでね――。もう一つの創世の力をも、この手に収めることが出来た。全てを手に入れた我には、もう巨神界の生命は必要ない！」
メイナスのモナドを手に出来たのはシュルクのおかげだと言い、新たな使徒に叙するとしようと言うザンザ。巨神界の生命を弄びテレシアに変えられた者達を、どんな想いで討ち果たしてきたか、とメリアが言います。
ザンザ「何を言っている。あの姿こそが彼らの本質。変えたのではなく、戻したのだ。テレシアは我の細胞の一部。それに戯れに知性を与えてみたのが、ハイエンターに代表される原初生命達なのだ。つかの間といえど、知性体の真似事が出来たのだ。感謝して欲しいところだな」
巨神界の生命とは、自分が存在するための依代であり糧だと話すザンザ。巨神界とは、それらの骸と生命エネルギーが積み重なったものに過ぎないと言います。
ザンザ「お前の身体を得て、我はメイナスとの戦いに再度臨むつもりだった。だが、あれが最後になるとまでは思わなかったよ」
その功をもって、シュルクを新たなる使徒に叙するというザンザ！シュルクがそれを断ると、それが知性体というものの宿業かも知れないとザンザは言いました。
ザンザ「自らの力、技術で世界を変えようとする――。それは神のみに許された業だ」
シュルク「機神界を滅ぼした理由はそれか！」
ザンザ「当然だ。メイナスを奉じていたマシーナという者共。あれもまた不遜な進化を遂げつつあったからな」
次は俺たちホムスの番という事かと問うライン。その通りだといい、ホムスもまた危険な種族であることをお前達が証明しつつある、とザンザはと答えました。
ザンザ「残念だ――我は友人が欲しかった。だが、生命に知性など与えるべきではなかった。神が友を求めるべきではなかったのだ――」
シュルク「違う！メイナスは僕らとの共存の道を選んだ。メイナスが僕らを友と呼ぶのなら、喜んで受け入れよう。だが、お前が求めているのは友なんかじゃない――従順な下僕だ！己のための餌だ！」
やはり考える心など過ぎた代物であったようだというザンザ！しかしもうじきテレシアが巨神界の生命を食いつくし、全て終わると言います。
ザンザ「その後、我は新たな世界を創世しよう。――これまで幾度もそうしてきたように！」
シュルク「させない――絶対に！僕達が止めてみせる！」

ザンザに戦いを挑むシュルクたち！ザンザは、あくまで神に逆らおうというのか、と言います。
ザンザ「ならば圧倒的力で全てを抹消してやろう」
モナドをかざし、光に包まれるザンザ！最終形態へと変化しました！

ザンザ「なぜだ。なぜビジョンが使える！？モナドはその手にないというのに！」
倒すべき相手と、変えるべき未来の姿が見えるというシュルク！ザンザが今までそうしてきたように、自分達が選んだ道の数だけ未来は無限に変化するとフィオルンは言います。
ザンザ「それは神のみに許された業だ！」
シュルク「選び取ろうとする意志、掴み取ろうとする力――。僕らは今、それを手に入れた！」
ザンザ「それは――モナド！」
フィオルン「あなただけに選ばせはしない。この世界に生きる者全てに、選ぶ自由がある――それが未来よ！」
ザンザ「第三のモナドだと――。なぜそんなものが！？なぜお前達ごときが！？」

ザンザ「なぜだ――。か 神の力を超越するなど――」
するとアルヴィースの声が聞こえてきました。
アルヴィース「ザンザ――。これが世界の摂理だ。神といえど、摂理に設定された限定的な能力の行使者に過ぎない。その力は、巨大といえど無限ではない」
ザンザ「貴様はアルヴィース！？使徒の分際で貴様は！？」
アルヴィース「僕はモナド。僕は――世界の始まりにして終わりを告げる者。さぁシュルク。選び取るときだ。ザンザの世界か、君達の世界か」
シュルク「そんなこと――最初から決まってる」
モナドを振り上げるシュルク！するとモナドに、新たな文字が浮かび上がってきました！

ザンザ「そ その文字は！」
シュルク「僕達は、僕達の力で神を斬り、そして、未来を切り開く！」
ザンザを斬るシュルク！
ザンザ「消える――我が消えていく――。創世からつむがれてきた神の記憶が――消えていく――」

シュルク「ここは――」
アルヴィース「僕の故郷の世界だ――」
「さあ――実験を始めよう」
シュルク「この声は――」
アルヴィース「まだ神となる以前――。一人の人間として、血と肉を持っていた頃のザンザだ」

「だめよ！まだ何の確証も取れていないわ。危険すぎる！」
シュルク「この声は？――メイナス！」
「――何を言っている。恐れることはない。我々は宇宙の誕生に立ち会うことになるのだ――。――そうだ。これは神にしか為し得なかった奇跡。人間が、一歩神に近付く記念日がやってきたのだ！」
「やめて！クラウス！」

アルヴィース「それは純粋な探究心だった。そのたった一人の純粋な探究心によって、元の世界は消え去り――」

アルヴィース「そして、新たなる宇宙が――君達の世界が誕生した――。二人の神と共に」

アルヴィース「ザンザ達は孤独だった。それ故に、自分と同じ姿をした生命を生み育てたんだ」
シュルク「それが――僕らなのか」
アルヴィース「世界が次の段階へ進もうとすれば、その行く末は次代の意識、生命体に委ねられ、自ずとザンザという個の意識は消滅してしまう。ザンザはそれを恐れていた。己の消滅から逃れるため、ザンザは永遠に破壊と再生を繰り返す世界を望んだ」
だけど友人を望んでいたという想いも、偽りではなかったというアルヴィース。共存することだって出来たかもしれないのに、とシュルクは言います。
アルヴィース「神は自ら生み出した新たな神によって斃された。だからこそ、僕は君の前に現れたんだよ。シュルク」
シュルク「アルヴィース。君は一体――」
アルヴィース「相転移実験施設を管理するコンピューター。ま、ただの機械さ。元の世界の僕は、ね」
この世界は停滞し、疲弊し続けているというアルヴィース。新たなる神に、このまま世界を停滞させるのか、次なる段階へ進化させるのかを問います。
シュルク「わからないよ―ー僕は、ザンザの好きにさせたくなかっただけで――。僕が神だなんて――」

ライン「だよな！お前が神様だなんて、間違ってるぜ」
フィオルン「私達はただ、当たり前の日々を当たり前にすごしたいだけなのに」
カルナ「そして、大事な人の側にいられれば、それで十分」
メリア「それでも我々は少しずつ変わっていく。昨日と同じ自分はそこにはいないし、未来がどうなるかもわからない」
リキ「わかんないから楽しいだも！リキ、そう思うも！」
ダンバン「それを進化と呼んでいいのなら、俺達はいつだって進化している。劇的な変化なんか、望まないよ」
シュルク「そうか。そうなんだ。少しずつでいいんだ。毎日少しずつ――そんな進化こそが、世界に――」

その瞬間、意識が戻るシュルク。勝手だけど、シュルクの意識の中にある人格を再現したとアルヴィースは言います。
そんなアルヴィースに、一人じゃなにも決められないと思ってるんだ、とシュルクは返します。
アルヴィース「すまない。こう見えて焦っているんだよ。今のままだと、いずれこの世界は消滅してしまうからね。――それで、望むことは決まったのかな？新世界の担い手よ。教えてくれ――君が決める、この世界の未来を」

シュルク「――僕は決めないよ。未来は一人一人、世界に住む全員で決めていくものだから。だから――僕が、いや･･･僕達が望むのは――神無き世界だ！」

その瞬間、世界は因果から解き放たれました。

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ダンバン「シュルクか？そういやさっきライン達とどこかに出かけていったなぁ」

フィオルン「何を見ていたの？海？」
メリア「強いて言うなら――これから先、私達を待ち受ける未来――かな？」

ライン「しょっぺぇ！水がしょっぱいだなんてありえねぇ」
ジュジュ「だめだよラインさん。力任せに引くだけじゃ」
カルナ「うふふふ！」
リキ「ラインへったくそだも。今の魚おっきかったも！」

フィオルン「ここにいたんだ。気持ちいいね、風･･･」
シュルク「うん――ほんとだ」
フィオルン「忘れてたよね。この感じ」

シュルク「モナド――。いや、アルヴィースがさ、別れ際に言ったこと、覚えてる？」
フィオルン「ええ。もちろん」
～アルヴィース「シュルク。新しく生まれる世界は、無限の広がりを持っている。そこには、君達だけじゃない。様々な生命が芽吹くだろう――。僕には見える。その世界で、全ての生命が共に手を取り合い、未来に向けて歩んでいく姿が――」～

シュルク「僕さ――いつか、会ってみたいと思うんだ。この広い世界に生きる人達と」
フィオルン「私も――会えるよね、きっと」
シュルク「会えるさ。未来を目指して歩いていけば、必ず」

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ということでゼノブレイドストーリーでしたー！途中から全てのセリフが重要に見えてほぼ全部載せてしまいました笑。あんまり自分の考えは入れないように書いたから、思い出補正や考察材料として見てもらえたら嬉しいな！



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2015.04.242016.12.24 Comment(8) ゼノブレイドストーリー